挫折からの挫折
英語は、昔から苦手だったな。
まあ、中学校ぐらいまではあまり苦にはしてなかったんだけど、高校あたりからだんだんと苦手意識が。特に単語を覚えるのがすごく苦手で、大学も英語の点数配分が出来るだけ低いところ狙って受験したな。
社会人になって初めての職場では、英語で会話をする機会はほぼなく、たまに英語の資料を読んだり、メールを読む（返信はしない）程度。
それでも、「こんな状況が続くわけがない。今からは英語がもっと必要になるはず。」とぼんやり思いながら、たまに本屋さんで書籍を買ったり、通信教育を受けたりとしたものの長続きせず、勉強しようとしては挫折の繰り返しで気付けば20年の月日が経過した。
今の職場では海外から電話がかかってきたり、英語での電話会議が行われたりと地方の工場といえど確実にグローバル化の波が押し寄せてきている。でも私の英語のレベルは、この20年間、まったく上がっていない。
電話がかかってきたらもちろん英語をしゃべれそうな人を全力で探す！ しかし日中ならまだしも人気がなくなる夜の残業時間帯だと自分でなんとかするしかない。
なんとか頑張って、頑張って、相手が言っていることを理解しようとするが、頑張って聞き取れるものでもない。最後は、「ソーリー、ソーリー」と一方的に話して電話を切るという相変わらずのあたふたぶり。。。
せめて電話の取次ぎぐらいは、まともにやれるようなおじさんになりたい。
出来るならメールのやり取りぐらいは、ネットの翻訳に頼らず出来るようになりたい。
そして出来ればいつかは家族で海外旅行に行きたいし、その時に多少はコミュニケーションを取れるようになっていたい。
私はもう50歳手前で今さら勉強してもねぇという気持ちが無いこともないが、もう一度、チャレンジしてみる。
ここで挫折したらたぶん、もうやろうとは思わないだろう。
これが人生最後の取り組みのつもりでもう一度、やってみよう。
そして、嫁さんと海外に行こう！
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